木工 - wing jointからのお便り

wing jointからのお便り

オーダーの前に知ってもらいたいこと

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wing jointからのお便り

ベンチソファ木部の製作

こんにちは、吉澤です。

某会社様の打ち合わせスペースのベンチソファ木部を製作しましたので、お話させていただきますね。


こちらのソファになります。

背中と座板が別で制作して、生地を張ったあとにジョイントしていきます。

背中が、ご覧いただいているように曲線になっていますので、

曲げ合板で、整形していき曲線を出していき笠木の厚みが足りないので

堅木をぶつけて強度と厚みを稼いでいきました。

見た感じ段々に見えますが、最後に笠木の上部を鉋がけで慣らしていきましたので

なだらかな曲線が描けたかと思います。

感想としまして

ワイド寸が2400超えでしたので、かなり大きなソファの部類になるかと思いました。

背が高いので、寄り掛かると倒れないようにするための強度面が心配でしたが、

曲げ合板と背柱の組み方で、双方とても素晴らし形状で仕上げることが出来たのではないでしょうか。

曲線の場合、思っていたよりも時間がかかることもあり、

今回も想定よりも作業時間がかかりましたが

出来上がりの木部を見て、まあ時間のかかる木部であったので良しと自分で納得します。

色々勉強になる木部で、次回このような類似関係の木部への要領が為になりました。

ありがとうございました。


木部・木枠製造のお問い合わせは、メールまたはInstagramのメッセージからご連絡頂ければと思います。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

wing joint 吉澤

円形スツール

こんにちは、吉澤です。

円形スツールを製作しましたので、お話させていただきますね。

こちらのスツールです。

大きさはφ1000になります。

高さは300です。

ウレタンをグルっと巻きますので、50ミリ程の台座を付けてあります。

張りの生地を袋にしますので、補強はしっかりとして引き込みは無しで製作しました。

補強のために9ミリの曲げ合板を側にグルっと立ててあります。

納品時もカングーに納まりました。


感想としまして

円形の場合、張り上がりの状態を考えながら、木部が表に影響しないように製作しなくてはいけません。

今回は、曲げ合板を仕様したことで補強と形状が綺麗にでたのではないかと思います。

ありがとうございました。


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どうぞ宜しくお願い申し上げます。

wing joint 吉澤


カーブベンチ 

こんにちは、吉澤です。

商業施設のベンチを製作させていただきましたので、お話させていただきますね。


上から見るとアルファベットのJのような形状です。

3分割のベンチになりますが、本体の側同士の置き方は

下葉からボルト締めになりますので、手が入るように

穴を抜いておかなくてはいけません。

背中は、テープを引っ張るので

写真のように材を回しておきます。

カーブが少し小さくきつい感じので、張りを考えて

背柱の本数を増やしておきます。

感想としまして

背中・座面と一体型での木部でした。

この大きさどと納品場所の関係で細かい分割が多いいのですが

一体型で、製作はとても行いやすかったです。

カーブの場合、気を付けることは背中の補強かと思います。

結構な力で梁枠の際のテープを、引っ張りますので撓まないようにしなくてはいけません。

でもあまり補強材を入れすぎると今度は張る際に邪魔になるので

適正を見ながら柱を立てていきました。

全体的に綺麗に形状が出たかと思います。

ありがとうございました。


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どうぞ宜しくお願いいたします。

wing joint 吉澤

半円SOFA

こんにちは、吉澤です。

商業施設のソファ-の木部製作を行いましたので、お話させていただきますね。

半円で背中も半円のような形状になります。

w2600になりますので、張屋さんと打ち合わせしまして真ん中でボルトジョイントして

背中の張り上がりの納まりの関係で、座と背中もボルトジョイントになってます。

今回は、現場の壁に面しての設置ではないので、現場図面からではなくA4図面から型出ししていきました。

定規で半円を描いて、座面を型取りしていき

おお仕事になるのは、背中の円の引き方です。

トップと、背中の円の寸法指示は出ますが、途中の繋からの円は大まか、僕の方で仕上げていきます。

背面には、t9ミリの曲げ合板で形と強度を作り、背表は、ウレタンの厚みに邪魔にならないように補強してあります。

背中を厚みを出すため、50から60ミリの幅を出してます。

削りつけになり、張りの仕上がりも考慮して削っていきました。

感想としまして

大きなソファを製作させていただきますと、張り上がりの関係もありますが、

現場搬入も考慮して、どのくらい分割になるのかも楽しいところですね。

そして木部完成したときの迫力も楽しいところです。

このような形状になりますと、背裏の曲げ合板が型出しと強度を出すのに便利ですね。

ありがとうございました。

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どうぞ宜しくお願い申し上げます。

wing joint 吉澤

コーナーソファー

こんにちは、吉澤です。

商業施設に設置するソファーを製作しましたので、お話させていただきますね。



コーナーソファーになります。

張り枠の上台は一一段の引き込みになりますので、写真のような位置で引っ張る箇所を開けてあります。

コーナーの角の場所が引き込めないので、張屋さんと相談して少しでも隙間を開けました。

背表に薄ベニヤを使用と指示がありましたが、角の箇所に薄ベニヤを貼ると納まりが良くないので、ここだけテープで

形作ってもらうように相談させていただきました。

これは、背中・座面・下台とそれぞれ分割になります。

現場で背中はトッコではめ込みますので、ストレート箇所の2台と角の箇所の取り付けになります。

この場合、一体物で製作してしまうと現場でどうしても上手く納まらないこともありますので、張り上がりの仕様にもよりますが

出来るだけ分割して逃げを作ったほうが綺麗に納まるのではないでしょうか。

下台は、収納になります。

こちらも3分割です。

ストレート箇所の2台は、収納スペースも確保出来ますが、角の箇所の収納スペースはどうしても狭くなりますので

ここは、強度確保しつつ、出来る範囲で空間を確保させていただきました。

正面の仕上げは、メラミン仕上げです。

乱取りのような柄のメラミンでしたので、合わさる柄を気にしつつ貼り合わせていきました。

この、写真の正面の角の箇所が、直角ではない仕上げの時は、トリマーで削れないので、極力合わせて、最後に粗いぺーーパーと

細かいペーパーで段地を取っていきました。

多少時間はかかりましたが、綺麗に仕上がったかと思います。

感想としまして

コーナーソファー製作の場合、現場の型紙が大切になりますので、

型紙から張りの逃げと現場の壁の状態を、打ち合わせしていきます。

この時に大体は、形決めでOKなのですが、製作進んで行くことで、色々と張り屋さんに相談も増えてくるものです。

引き込みの具合や、収納確保の事や、やはり形になってからお互い気づくこともあるものです。

ただ、この気づくことをなるべく早く、解りやすく説明することが求められますので、

ここはこれからも重視していきたいと思いました。

ご依頼ありがとうございました。


木部・木枠製造のご依頼は、メールまたはInstagramのメッセージでご連絡頂ければと思います。

何卒、宜しくお願い申し上げます。

wing joint 吉澤

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