直角ベンチ木部の製作
こんにちは、吉澤です。
ベンチの製作をしましたので、お話させていただきますね。
お写真のような木部です。
角度は90度で、本当に直角ベンチです。
今回は座と背と共に、幅がそれほどとれなくクッション・ウレタン関係で形成するそうなので
木部は細い感じに仕上げるようになりました。
堅木の材は、硬めのラワン材を使用してます。
軽量さと反りの少なさと、価格からこの辺の材料が適正ではないかと思い使用しております。
ワイドは2000ですが、重さ的にはだいぶ軽量化出来たのではないでしょうか
金属の脚が、両側と真ん中で6本入ります。
その箇所には、100ミリ幅の材料を前後方向にホゾ組でいれて強度と、全体的な捻じれの防止も兼ねて入っております。
このくらいの幅ではありますが、座はsバネになります。
出来る範囲で中柱と台輪を削っていますが、強度面では補強もしてますので、かなりガッシリとしているのではないでしょうか。
全て無垢材で、仕上げますとコスト面が懸念されるときも正直ありますが、今回のように幅をあまり取らない材だけを使用すると
その面の心配はないのかと思います。
感想としまして
今回のように無垢材だけで仕上げると作業効率はとても早いのですが、
材料の質を見ないと、後々、問題が出てきますね。
特にラワン材等の比較的に柔らかい材ので、その中から硬い材を選ばないといけません。
それでもこの材の良いところは、反りの少ないところで、
硬くて反りの少ない材を選ぶ楽しさもあるのではないかなと思っています。
あとは加工がとてもしやすい材です。
仕上がりも見ても、とても綺麗な木部になったかと思います。
ありがとうございました。
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どうぞ宜しくお願い申し上げます。
wing joint 吉澤